浅草の下町風情あふれる街並みを、和装で歩きたい──そんな思いを叶えるのが「浅草着物レンタル 梨花和服」です。着付けのみ（4,000円税込～）、ヘアセット付き（6,000円税込～）、カップル向け（10,000円税込～）など10種類のプランから選べます。

このお店の特徴は、プランを問わず、店頭に並ぶすべての着物から選べること。レディスは500種類、メンズは30種類という充実のラインナップ。どれにしようか、あれこれ迷う時間も充実しそうです！

レース柄の着物やシフォンの帯など、キュートなデザインの商品が目を引きます。あまりかしこまらずに、洋服に近い感覚でさらっと着られそうですね。

浴衣のラインナップも充実！一年中嗜むことができるのも和装のよさです。

所要時間は、着物選び・着付け・ヘアセットで約1時間。手荷物も預けられます。観光前に、いつもと違う自分に変身してみては？

いよいよ、浅草の玄関口である雷門へ。実はここから浅草寺への参拝は始まっています。正式にお参りしたい人は、まずここで合掌して一礼。

賑やかな仲見世通りを5分ほど歩くと、本堂に着きます。

お水舎（おみずや）で手を清めてから、本堂へ。お賽銭を入れ、合掌して一礼、さらに軽く一礼するのが浅草寺の参拝方法です。

浅草寺と言えば、賑やかな仲見世通り。その一本裏手に入った路地で見つけたのが、創業97年の文庫屋「大関」。

伝統革工芸である文庫革の商品を製造・販売する国内唯一のブランドです。

文庫革は、1000年の歴史を持つ姫路革細工がルーツ。丹念な作業の積み重ねによって作られています。
真っ白な革に型押しをした後、職人の手で一筆ずつ色をさす「彩色」を施します。最後に古びをつける独自の技法「錆入れ」を。漆のほか、真菰（まこも）が使われています。

文庫屋「大関」が商品展開する柄は100種類以上。
こちらは「錦紗（きんしゃ）」。創業者がデザインし、受け継がれている代表的な柄のひとつです。
中央の「すっきりカードケース」は13,970円（税込）、後方の「ぐるっとファスナーのお財布」は25,520円（税込）。

そのほか、同じ柄でマカロンポーチ、印鑑入れなど20種類以上の商品を展開。基本カラーは、緑、青、ピンク、紫の4色とバリエーションが豊富なのも特徴的です。

バレッタは4,950円（税込）から。色鮮やかなダリアがヘアスタイルに華を添えてくれそうですね。

店内の引き出しには、商品がぎっしり。店員の方に勧められるままに、どんどん開けてしまいました。宝箱の中をのぞくようなワクワク感があります。

ひときわ目を引く江戸唐紙の丸枠は、季節ごとにレイアウトを変えているそう。お店を訪れた際にはぜひ注目を！

浅草名物の天丼を食べるなら、「大黒家天麩羅」へ。明治20年（1887年）の創業から一貫して秘伝のたれを使い、伝統の味を守り続ける老舗店です。
人気メニューは「海老天丼（2,400円税込）」。丼ぶりからはみ出すほどの大きな海老が3尾も味わえる、贅沢な一品です。ごま油で揚げた天ぷらはきつね色で香りもよく、より食欲を刺激します。衣がふかふかで食べ応えも充分。

「天丼（2,000円税込）」では海老のほかにキスの天ぷらとかき揚げが。甘めと塩味ががつんと効いた醬油ダレ、クセになる味です！

一品料理のおすすめは、「茄子のしぎやき（800円税込）」。ほどよく焼けたとろとろの茄子に濃厚な練みそがたっぷり。お酒がぐびぐび進みそうです。

繁華街の中にある一軒家が店舗。ランチタイムは長蛇の列ができる繁盛店です。入り口の「天丼」と書かれた看板に、歴史と風格を感じました。

素手と握りはさみを使って、美しく造形する日本の職人芸、飴細工。敷居の高そうな伝統技術を、職人さんの指導のもと体験できるのが「浅草 飴細工 アメシン 花川戸店」です。

所要時間は1時間半から2時間ほど。レクチャーを受けた後、練習を1度交えながら「うさぎの飴細工」を作っていきます。

まずは、職人さんのお手本を拝見。90℃まで熱した後、練って70℃ほどに下がった飴を用いて、作業開始。飴が固まるまでの時間はわずか2～3分。その間に、耳、前足、しっぽ、後ろ足の順で素早くはさみを入れながら、形を整えていきます。

あっという間に、躍動感あるうさぎに仕上がりました！

職人さんの華麗な手さばきを見て「自分にもできそう！」と練習用の茶色い飴を手に取ったものの、実際にやってみたらとてつもなく難しい！あたふたしているうちに、本番用の白い飴が配布されてしまいました。

練習よりはうまく行ったかな……？！

最後に食紅で顔を書き入れ、無事にうさぎらしくなりました！食べても、鑑賞しても楽しめる飴細工。完成品はプラス300円（税込）で箱に入れてもらえます。賞味期限は約1年、鑑賞用だと約3年は持つそう。湿気を避けて保存するのが長く楽しめるコツだとか。

2回目以降は、「犬」や「猫」の飴細工にもトライできるとのこと。

江戸を象徴する藍色の外観も目を引きます。記念撮影にも映えそうですね！

抹茶文化が宋から日本に伝わったのは、約800年前。鎌倉時代初期、臨済宗の開祖、栄西禅師が茶の種子を持ち帰ったのが起源だと伝えられています。今では日本のみならず、世界的にもブームになり、その名が広まったMATCHA。良質な“お濃茶”を使ったスイーツを味わえるのが浅草に4店舗を構える「雷一茶」です。浅草本店はイートインスペースがあり、テイクアウトメニューのほか、販売商品がその場で食べられます。

人気メニューは、パンダの飾りが可愛い「お抹茶アイス（600円税込）」。粘りがあってお茶の味がしっかり感じられるのに、後味はすっきり。暑い日にもってこいの一品です。

こちらは「抹茶わらびもち（600円税込）」。あんこが添えられているので、さっぱりしすぎず、満足感が得られます。

「お濃茶ゼリー（590円税込）」はゼラチン不使用。もっちりとした仕上がりのゼリーです。甘味と一緒に食すことで、濃茶の味わいが一層引き立ちます。

雷門のある街に、雷様。ロゴデザインもインパクト大です！

赤に白抜きのレトロな看板、売り場は建物の角……一度見たら忘れられない店構え。大正10年（1921年）創業、シューマイと肉まんを販売する「セキネ」です。地元の人々を中心に長く愛され続ける人気店で、台東区に住むホテルスタッフからも強くおすすめされました。

購入した商品は「お店の前で食べてもOK」とのことで、あたたかいうちに実食

10個入りのシューマイ（620円税込）。ミンチ具合が荒く、噛んだ瞬間、肉汁がじゅわーと染み出てきました。優しくて懐かしい味にほっとひと息。

たっぷりの肉汁をふわふわの皮で受けとめながら、はふはふ食べるあつあつの肉まん（320円税込）。ちょうどよいおやつになりました。

店員のみなさんも親切で感じがいい印象。気分よくお腹を満たせる名店です。

最後にご紹介するのが、雷門の前にある「浅草文化観光センター」。観光案内のほか、外貨両替所やモバイルWi-Fiがレンタルできる窓口などが設置されています。
日本を代表する建築家・隈研吾氏が手掛けたという個性的なデザインに目を奪われます。

おすすめは「展望テラス」。エレベーターで8階に上がると、

雷門から仲見世通り、浅草寺が一望できたり、

天気の良い日はスカイツリーがくっきり見える、絶好のビュースポットです。

旅の締めくくりに立ち寄ってみてはいかがでしょう。