
上野のシンボル・パンダに会えることで有名な「恩賜上野動物園(以下、上野動物園)」。上野公園の豊かな自然を感じながら、親子連れはもちろん、夫婦やカップル、友達同士など、老若男女問わず気持ちよく散策できるスポットです。
上野動物園の入口は3つ。JR上野駅公園口から徒歩5分の「正門」のほか、JR上野駅不忍口や京成上野駅からアクセスのよい「弁天門」、根津や湯島に近い「池之端門」があります。今回は正門からスタートし、東園から西園へと進みます。

正門をくぐると、すぐ左手に「旧寛永寺五重塔」の姿が。一度は焼失したものの1639年に再建された国の重要文化財です。地上から宝珠までの高さは約36m。趣きと風情ある建造物があるなんて、さすが日本で最初の動物園!
園内では約300種3,000点(2024年3月時点)の動物が飼育されています。丘陵地に位置する東園には、ゴリラ・トラのすむ森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海などのエリアが。

こちらはインドネシア・スマトラ島に生息するスマトラトラ。ほかのトラに比べ、体が小さいのが特徴です。地球上に400頭しかいない絶滅危惧種だとか。

アジアゾウのスーリヤ。体重はなんと3トン以上!長い鼻と扉のポールを器用に使って、草を食べる瞬間に遭遇できました。

ファンサービスもバッチリ!レンズを向けると、しっかりカメラ目線で応えてくれましたよ。
一方の西園は、不忍池北側に位置する風光明媚なエリア。ジャイアントパンダが暮らすパンダの森のほか、キリン、カバ、サイ、アイアイといったアフリカ産の動物などが飼育されています。

動かぬ人気者・ハシビロコウ。この日も思慮深い面持ち(?)でピクリとも動きませんでした。ナマズやハイギョなどの大型魚類を捕食するため、水面に浮上する瞬間をじっと待ち伏せしてきたことから、不動な性質になったんだそう。

レッサーパンダは檻のなかをぐるぐる走り回り元気いっぱい!早朝と夕方に活動し、日中は木の上や穴のなかで眠っていることが多いそうです。一途な表情に胸がキュンとします!

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そして、いよいよパンダのもりへ。レイレイ(メス)の可愛らしい姿を見ることができました!双子のオス、シャオシャオは別の屋外放飼場所にいるそうで今回は会えず。鑑賞するまでの待ち時間は平日20~40分、土日祝日は60分~90分ほど。
この日、竹を美味しそうに食べていたレイレイ。毎年4~5月頃になると隣接する上野東照宮で採れたタケノコをパンダたちに給餌するんだとか。上野公園の自然の恩恵は、動物にもしっかりもたらされているんですね。

こうしたご縁もあってか、パンダの森近くにある「カフェカメレオン」で販売されている「パンダまん(500円)」は、タケノコがふんだんに入った肉まん。可愛すぎてかぶりつくまで時間がかかりました!小腹が空いたときにちょうどいい、手のひらサイズです。
園内のショップで販売されているパンダグッズも必見!

右手から時計回りに「くたくたパンダの仔(1,980円)」、「ポニーパンダ(693円)」、「ふせんセット 暁暁&蕾蕾(418円)」、「フェアトレードコットンタオル 暁暁&蕾蕾 グリーン(825円)」。※売り切れの場合あり
2026年2月20日までに中国へ返還予定のシャオシャオ・レイレイグッズは大人気!ぜひチェックしてみてください。
恩賜上野動物園
住所:東京都台東区上野公園9-83
電話:03-3828-5171(9時30分~17時/月曜休)
料金:一般600円 65歳以上300円 中学生200円(※都内在住または在学の中学生は無料)小学6年生まで無料
開園時間:9時30分~17時 ※入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで ※池之端門は10時から開門・券売開始
休み:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日) 年末年始(12月29日~翌年1月1日) ※一部変更の可能性があるため、詳しくはウェブサイトを参照
ウェブサイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/